2019年1月の読書記録
♦︎エッセイ・対談ほか♦︎
♦︎ノンフィクション♦︎
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた (講談社+α文庫)
- 作者: 山中伸弥,緑慎也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 文庫
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♦︎小説♦︎
- 作者: トニモリスン,Toni Morrison,大社淑子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/06/01
- メディア: 文庫
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♦︎実用書♦︎
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法 (角川書店単行本)
- 作者: 落合陽一,猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: Kindle版
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読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/07/27
- メディア: 単行本
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★今月のベスト本
1→熱帯
2→フーガはユーガ
3→読書という荒野
4→0歳から100歳まで学び続けなければならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
5→82年生まれ、キム・ジヨン
★まとめ
19冊読了。
一年の滑り出しとしてはなかなかの冊数かも。
年間200冊をこなせそうな気がしてくる。
直木賞受賞はならなかったけれど、『熱帯』の圧倒的な「読ませる力」はすごかった。
基本的にフィクションが好きだが、読める冊数が増えてくるとなると、ずっと架空の世界をさまよっているのも怖いなと思い、最近テーマを決めて実用書やノンフィクションも読むようにしている。
今年前半の読書テーマである「数学」から1冊、「差別」からは3冊。
特に『82年生まれ、キム・ジヨン』はノンフィクション風のフィクションで、かなり共感できる一冊だった。
人種差別やフェミニズム
私の今年前半の読書テーマは「差別」と「数学」である。
数学に関しては今日は関係ないので置いておくとして、
差別をテーマに据えたきっかけは、年末年始に読んだ「銃・病原菌・鉄」だった。
この本では、歴史上で他の人種や民族に対しより優位に立ち支配者たり得た人種や民族は、その人種(例えば白人)だから優れていたのではなく、たまたまその環境に居合わせたから優位に立てたのだ、という考えが、紹介されていた。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
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文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
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なるほど、ではなぜ人種差別があるのか。
考えてみると日本では差別はないように見えるけれど、本当にそう言えるのか。
色々な本を読んで考えていきたいと思う。
先月読んだ『東大生の本の使い方』に確か紹介されていたこともあり、人種差別を扱った作品といえばということで、まず読んだのが、ノーベル文学賞作家トニ・モリスンさんの作品、「青い眼がほしい」。
- 作者: トニモリスン,Toni Morrison,大社淑子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/06/01
- メディア: 文庫
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タイトルから考えて、白人から黒人(と言っていいのか)への人種差別をテーマにした作品かと思っていた。
たしかにベースはそうなのだが、黒人やムラート(白人と黒人のハーフ)の人々から、より醜いとされる黒人(作品の中ではニガーと表現)たちへの差別的描写が数多いことに、驚かされた。
そして、フェミニズムや性犯罪をテーマにした2冊。
両方とも、是非日本人男性の皆さんにこそ読んで頂きたい。
男性から見ての男尊女卑だけではなく、女性自身も無意識的にそうしてしまっていることもある(母親が姉より弟を大切にしたり)ようで、これには人種差別にも通ずる違和感を感じた。
男尊女卑も人種差別も昔のようにあからさまにではなく、悪気のないものに変わりつつあり、差別している側からするとそんなつもりではない場合が増えている。
差別は形を変えることはあっても、なくならないだろうと思うと悲しいけれど、その原因と結果について考え続ける、知ろうとし続けることには意味があると思いたい。
平成30年下半期 直木賞候補作を読む
ちょうど今日、今期の直木賞受賞作が発表される。
いつもは1、2冊、それも受賞作発表後に読んでいる候補作だけれど、今回は5作中4作を発表前に読むことができた。
まずは、深緑野分さんの、「ベルリンは晴れているか」。
ちょうど戦時中のヨーロッパ、特にドイツを舞台とした作品に興味があり、読みまくっていたときに出会った一冊。
この作品は戦後混乱期のベルリンを舞台に、主人公の少女がサバイバル環境を強く生き抜いていく姿を描いたもの。
わたしには、主人公のキャラクターが少し弱く感じられて、なかなか読み進められなかったが、終盤になって衝撃の事実が明らかになったところから突然面白くなった。
森見登美彦さんの「熱帯」は、もう最初から引き込まれてしまい、あまりの面白さに一気読み。
誰も読み終えたことがない「熱帯」という本に取り憑かれていく読者たちを描いた物語。
マトリョーシカを思い出すような、お話の中のお話の中のお話の、そのまたその中のお話が出てきたり、舞台が変わってアナザーワールドへ連れ込まれ、またそこでもマトリョーシカが展開されたり。
これで変な終わり方だったら嫌だな、と要らない心配をしていたけれど、ラストも良かった。
垣根涼介さんの、「信長の原理」は、信長がパレートの法則に気がついていたら、という設定で展開される織田信長の生涯の物語。
視点人物がどんどん変わっていくのが、飽きずに読みやすかったが、最初から最後までパレートの法則が登場するのは、ややくどく感じた。
今までにない、信長の扱い方が新しく、歴史ものはあまり、、という方にも読みやすいと思う。
真藤順丈さんの「宝島」は、沖縄を舞台に戦後から本土返還までの約20年を、それぞれの人生を闘って生きた若者たちの物語。
「ベルリンは晴れているか」と同様、最後に突然感動がやってくるパターンだった。
プロローグに主人公たちの子ども時代の描写があれば、もっと感情移入しやすかったかもしれない。
今回の受賞作はどれになるか、見当も付かないけれど、私が一番好きなのは「熱帯」。
ほかの3作品も、どれが受賞してもおかしくないなと思う完成度。
唯一未読の「童の神」が受賞したりして…。
---追記---
受賞作は「宝島」に決定!
宝島という言葉は(たぶん)作品の中には出てこないのだけれど、宝=命、命どぅ宝(ぬちどぅたから)からなのかな?と勝手に解釈していた。
真藤順丈さんのほかの作品も読んでみたい。
2018年12月の読書記録
♦︎読書記録♦︎
-エッセイ・旅行記-
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 新書
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-ノンフィクション-
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
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-小説-
-実用書-
- 作者: エリカアンギャル,Erica Angyal
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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東大生の本の「使い方」―――「考える武器」としての読書 (三笠書房 電子書籍)
- 作者: 重松理恵
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2018/12/07
- メディア: Kindle版
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♦︎今月のベスト本♦︎
1→ジゼル
2→勝間式食事ハック
3→シナン 上・下
4→暗黒女子
5→戦場のコックたち
6→銃・病原菌・鉄 上
7→大前研一 日本の論点2019〜2020
♦︎まとめ♦︎
今月は21冊読了。
年末は忙しかったのであまり読めなかったけれど、前半はかなり読書時間を持てた。
『東大生の本の使い方』自体は思った内容と少々違ったが、その中で紹介されていた本は、かなり良さそうなものが多く、早速読み始めたものも何冊かある。
また、レシピ本なので読書記録には載せなかったが、こちらの本も良かった。
- 作者: 久保田競(京都大学名誉教授医学博士、くぼたのうけん顧問)
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2017/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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面白いのは、エリカ・アンギャルさんが提唱する美を求める食生活と、くぼたのうけんの先生が提唱する賢い子を育てる食生活が、ほとんど同じという事。
『勝間式食事ハック』と合わせて我が家の食生活を改善するのにかなり役立ちそう。
2018年11月の読書記録
♦︎読書記録♦︎
-小説-
-エッセイ・旅行記-
-実用書-
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
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受験と進学の新常識 いま変わりつつある12の現実 (新潮新書)
- 作者: おおたとしまさ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/10/16
- メディア: 新書
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♦︎11月のベスト本♦︎
1→絶対正義
2→ショコラティエ
3→受験と進学の新常識
4→ベルリンは晴れているか
5→どくとるマンボウ航海記
♦︎まとめ♦︎
15冊読了。
年末年始の旅行のために気分を盛り上げようと、旅行記やエッセイを多めに。
どくとるマンボウは、どこからどこまで嘘か本当かわからないような語り口が、最高に面白い。
『絶対正義』は、鳥肌モノのラストまで、ページをめくる手が止まらない。2016年の発売なので、もっと早く出会いたかった。
『受験と進学の新常識』は、小学生以下のお子さんをお持ちの方は、受験を考えていてもいなくても必読の一冊。現状を把握するのに大変参考になった。
2018年10月の読書記録
♦︎読書記録♦︎
-小説-
-エッセイ-
-実用書-
AI時代に「頭がいい」とはどういうことか (青春新書インテリジェンス)
- 作者: 米山公啓
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2018/08/02
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Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
- 作者: アーリック・ボーザー,月谷真紀
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/07/19
- メディア: 単行本
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♦︎10月のベスト本♦︎
1→沈黙のパレード
2→ウツボカズラの甘い息
3→下町ロケット ヤタガラス
4→11/22/63 下
5→ブロードキャスト
6→超高速!参勤交代
♦︎まとめ♦︎
21冊読了。
『沈黙のパレード』『下町ロケット ヤタガラス』を始め、面白い最新刊をたくさん読めた。
意外だったのは『ブロードキャスト』の作風で、湊かなえさんの新境地発見という感じ。
2015年出版の『ウツボカズラの甘い息』は図書館から間違えて借りた本だったけれど、読んでみると面白すぎて一気読み。間違えて正解だった。
2018年9月の読書記録
♦︎読書記録♦︎
-ノンフィクション-
-小説-
- 作者: イアンマキューアン,Ian McEwan,小山太一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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- 作者: ケイトリン・アリフィレンカ,マーティン・ギャンダ,リズ・ウェルチ,大浦千鶴子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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-実用書-
賢者の勉強技術 短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方
- 作者: 谷川祐基
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2018/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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♦︎9月のベスト本♦︎
1→また、桜の国で
2→革命前夜
3→かならずお返事書くからね
4→カルピスをつくった男
5→雨降る森の犬
♦︎まとめ♦︎
13冊読了。
『革命前夜』『また、桜の国で』の2冊との出会いから、第二次世界大戦中のヨーロッパに興味が湧いたので、今後は関連本を読み進めようと思う。